闇金を個人の力で撃退する方法
交渉術による撃退法は効かない
闇金業者に対して個人の力のみで退校する術が一切ないわけではありません。たとえば借りてもいないのにキャンセル料と言う名目で金銭の支払いを要求されている場合、ケースによっては取り立て電話に対して無視を決め込む事で事態を収束させられる事もあります。
しかしこれは個人情報が闇金に知られていない前提があるほか、被害拡大などの恐れがほとんどない場合にのみ有効な手段となります。実際に金を借りた上で取り立て電話に苦しめられているような人の場合、自分自身で解決を図る事は困難となるでしょう。
ウソやハッタリを駆使する事によって闇金を欺ける自信がある人であっても、闇金に対抗する上では個人の力は非常に弱いです。警察に助けを求めた、弁護士が間に入るなどの嘘は通用せず、闇金を欺こうとした事によって逆上されるリスクまで高めてしまいます。
また、闇金から借りた金を返す必要がないと言う法律的根拠など、正当な訴えの理由を示してみても闇金が折れる事はまずありません。根拠があるからと言って解決に繋がる訳ではなく、これも嘘をつく事と同様に闇金の怒りを買うだけの結果とってしまいます。
闇金は人を欺くプロ
闇金業者とは人を欺くプロでもあります。融資の際には顧客の話を誠実に聞く姿勢を見せ、あたかも自分たちが味方であるようなスタンスを取る事で顧客の懐に入ることに成功します。そうして実際に金を貸し付け、その金を返済させる段階になると、たちまち厳しい取り立てを行い始めて本性を現すのです。
闇金業者はどのようにすれば人は自分たちを信じるのか、反対にどのような脅しをかければ言われるがまま要求を飲むようになるのか、人間の心理を深く理解しそれを巧みに操ろうとしてきます。人を欺く事にかけては天才的な力量を持ち合わせているため、顧客の側がもしも闇金を騙して取り立てから逃れようとした場合、そのやり口や嘘をついているかどうかなども簡単に見破れてしまいます。
個人は闇金に対して圧倒的に不利
個人が闇金に対して圧倒的な不利となってしまう原因は、闇金の立場と顧客の立場とでは置かれている状況が百八十度異なるところにあります。
闇金は反社会的組織であり、犯罪者としての自覚を持ったうえで融資活動を行っています。そのため社会的な立場と言う確立したものがなく、それはつまり失うものが何もないと言う事を意味しています。
一方で顧客となる人の場合については、家族がいたり勤め先の会社があったり、社会的な立場や地位と言うものを持っています。社会的立場とはそのまま本人の信用力に繋がるものであり、この信用を損ねる事は本人の立場を危うくさせる事にもなるのです。よって一般の個人とは闇金とは異なり失うものを数多く持ち合わせているため、捨て身の覚悟で違法組織に挑むような真似ができません。
失うものがあるかないかとういう差が明確に別れているため、個人は闇金に勝つことが難しいのです。
闇金は失うものがない
闇金はそもそも反社会的組織
闇金が恐れているのは融資活動ができなくなる事です。融資の中心となる口座を凍結されたり、逮捕されて拘束される事によって全ての活動自体ができなくなったり、闇金にとっても怖いと思える物は確かにあります。
しかしこれらは警察の捜査が入った上での結果論です。違法であることが明るみになっただけで逮捕に直接結び付けることが現実的には難しく、そうなれば闇金は堂々と活動を続ける事になるでしょう。
そもそも守るべき社会的な立場と言うものがないため、守るものばかりある一般人よりも一枚上手となってしまうのです。
警察が闇金を撃退できない事情
警察が個人の相談で闇金を逮捕するケースは稀
闇金対策のための法律が作られ、闇金からの借金は返す必要がないと言う判決まで出たにもかかわらず、日本から闇金が根絶される気配は一向にありません。それどころか闇金業者はいつまで経っても堂々と融資活動を行っており、こう言った状況に疑問を抱いている人もいる事でしょう。
090金融と言う非対面形式の活動方法を取りながらも、闇金が融資活動をいつまでも続けていられるのには理由があります。それは警察の動きと関連するものであり、闇金には取り立てを行ったところで逮捕されることはないだろうと思う自信があるのです。
実際に闇金被害に遭っている人が警察に相談をしてみても、対処してくれたところで警告電話が限界であり捜査を行う事はほとんどありません。闇金業者はこのことを知っているため、警察と言う組織に対して大きな危機感を抱かずにいられるのです。
090金融の特性によって捜査しづらい事情
警察が闇金逮捕になかなか乗りだせない理由として、090金融と言う活動形態が捜査の妨げになっている部分があります。
警察には管轄と言うものがありますが、それに対して090金融は電話一本さえあれば全国どこでも融資や取り立てを行えます。被害者が駈け込んで来た警察署の管轄内で闇金が活動を行っているとは限らず、仮に捜査をして闇金の拠点が掴めたとしても管轄外であるため動きにくいと言う障害が出てくるケースも考えられるでしょう。
捜査が行われるまでの弊害が多い事から、個人の訴えによって闇金が逮捕される可能性を低くさせてしまっています。
人員不足や民事不介入
闇金業者の捜査に警察がなかなか乗り出さないもう一つの事情は、起こる事件に対して捜査員の数が圧倒的に足りていない事や、民事不介入と言う考え方が未だにやや残っている部分があることです。
警察の人手が足りていない状況で、証拠も少なく捜査のしづらい闇金対応に乗り出せる余裕はありません。民間同士の諍いであるとして捉えてしまいがちな警察官も残存しているため、相談を門前払いされてしまうケースまで時にはあるのです。
平和な日常を取り戻すには専門家の協力を仰ぐ
闇金特化型弁護士は即日で解決できる
個人の力でも警察の力でもうまい闇金撃退法にはなかなか結びつきませんが、弁護士であれば即日取り立て電話をストップさせられます。
090金融と同じく全国対応をしていれば、闇金がどこにいても交渉電話をする事が可能です。証拠を集めるだけの能力や、警察と協力できるツテを持った弁護士もいるため、闇金も弁護士の介入があった時点で手を引く事が多くなっています。
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